第一部
あの青い空の波の音が聞えるあたりに
何かとんでもないおとし物を
僕はしてきてしまったらしい
(谷川俊太郎『かなしみ』より)
*谷川俊太郎『かなしみ』(『谷川俊太郎詩選集1』所収、集英社文庫、2005年、15頁)